光と居場所を組み直すリノベーション

都内の住宅街に建つ旗竿敷地という、日光の入りにくい条件の中で、築45年の木造住宅をフルリノベーションした。
既存の間取りを見直し、廊下をなくすことで空間を一体的に組み直し、コンパクトながらも広がりのある住まいへと再構成している。

吹抜けとトップライトを設けることで建物の奥まで光を導き、白を基調とした空間にやわらかな陰影と奥行きを与えた。
ダイニングには出窓を活かしたベンチを設け、光の中でくつろげる居場所をつくっている。
子供室にはロフトへとつながるアール天井を取り入れ、上下のつながりと包み込まれるような空間の表情を生み出した。

また、断熱材の入れ替えやペアガラスへの更新に加え、耐震補強や既存木材の更新、金物補強を行い、性能面も現代の基準へと引き上げている。

既存の骨格を活かしながら、光・高さ・居場所、そして性能を丁寧に組み直したリノベーションである。

建築概要

建築エリア 東京都北区
延床面積 71.19㎡(21.5坪)
構造 木造2階建てロフト付
竣工 2023年1月